なぜメンテナンスが必須なのか
エコキュートは簡単に言えば水をお湯へと変換する機械です。そのため、配管やタンクの汚れは大したことないだろうと考えるお客様が多いです。しかし、水道水には様々な不純物が含まれており、それはゴミとして知らない内に溜まり続けています。さらに浴槽の汚れがフィルターを詰まらせることも多く、いざ点検してみるとエコキュートの配管やタンクは予想以上に劣化していることがほとんどです。
故障してしまってからでは多くの時間と費用が必要になります、定期的なメンテナンスこそが長く利用するための鍵であることは明らかです。
点検項目とメンテナンス頻度
エコキュートには定期的な点検やメンテナンスが必要とは
いえ、毎日行うわけではありません。
お風呂、配管、漏電遮断機、戻し弁、タンク、配管接続部、ヒートポンプユニット、リモコンなど、設備によってそれぞれメンテナンスが必要な頻度も異なり、1ヶ月ごとに行わなければならないものもあれば、半年に1度程度のメンテナンスでも十分な部分もあります。
掃除を怠るとどうなるか
エコキュートのタンクの底には、水に含まれている不純物である
石灰などが原因で発生する垢が蓄積しています。
また、沈殿物の蓄積により、経年劣化したゴムパッキンが流れ出ることもあり、ゴミの含まれたお湯で食器や食品を洗ってしまっているという事態も大いに考えられます。
お客様ご自身で年に2～3回の掃除やメンテナンスを行うだけで、専門の業者に依頼した際のメンテナンス費用である数万円を節約することにつながります。
トラブル時の対処法
エコキュートのメンテナンスを怠ったことにより、様々なトラブルが起こる可能性があります。
フィルターが目詰まりを起こしてしまったり、お湯が濁ってしまったりなど、沢山の相談が寄せられています。
もしトラブルが起こった場合、まずは給水配管専用止水栓を閉じる必要があります。タンク根元のふたの中央付近にあるので、あらかじめ確認しておきましょう。